SEOの世界では最近多くの変更がありました。
具体的には、プロダクトレビューアップデートやCore Web Vitals(CWV)などですね。
このような大きな変更はありましたが、基本原則は大きく変更されていません。
なので、SEO手法も依然として大きく変わりません。
しかし、非常に多くのSEO手法があるため、
- どれが本当に効果があるものなのか
- どれは無視してもよいのか
判断することはほとんど不可能になっています。
例えば、
- リンクビルディングは、今では効果がないのでしょうか?
- オンページSEOには時間を注ぐべきなのでしょうか?
- ランキングを上げるためには、どのようなタイトルタグが良いのでしょう?
- SEOとソーシャルメディアは相関しているのでしょうか?
そして、本当に結果につながる最高のSEO施策は何なんでしょう?
先日、BACK LINCOの200のGoogleランキング要素を翻訳した、「Googleのランキング要因まとめ200!SEO対策で知っておきたいこと」を紹介しました。
200個ものランキング要員を解説してますので、読むのに非常に時間がかかってしまいます。😅
SEO対策にそこまで時間をかけられない人も多いと思うので、
Niel Patel「The 10 Most Important SEO Tips You Need to Know」を基に、
SEO対策をしていく上で重要な10個の施策をご紹介していこうと思います。
1.ページスピード
ページスピードはSEO上重要な要素です。
昔はページの表示速度が遅いサイトも当たり前にあったので気になりませんでしたが、今ではラグなくサイトが表示されるようになったので、
サイトの表示が遅いとユーザーはイラだつようになり、すぐに離脱するようになりました。
Strange Loopのデータによると、ページの読込時間が1秒遅れるだけで、コンバージョンが7%も失われる可能性があるとのことです。

潜在的な購入者の心の中では、表示が遅いサイトは信頼できないサイトとなります。
ページ速度は検索エンジンにとっても重要です。
eConsultancyによると、「40%の人が、読み込みに3秒以上かかるWebサイトを放棄しています。」

SEOを通じてリードを獲得し収益を増やそうとする上で、サイトスピードに対して大きなニーズがあります。
10年前の2010年4月9日、Googleはサイトの速度を最も重要なランキング要素の1つとして含めました。
ページが遅いと、コンテンツの品質やプロのWebサイトのデザインがどれだけ良くても、上位表示される可能性が下がるということになります。
その上で、サイトを遅くしていて必要ではない要素は積極的に取り除きましょう。
WordPressユーザーの場合は、実際には必要のないプラグインを非アクティブ化することを検討が必要です。
他にも、サイドバーを整理して重要なウィジェットのみを配置するなども必要になるかもしれません。
サイトの読み込み速度と、ユーザーが主要な要素を利用できるようになる速度を示しています。
デスクトップの読み込み時間は1秒、モバイルの読み込み時間は2秒です。
これらは両方とも「優れた」範囲内にあります。
一般的な経験則として、サイトの速度が「優れている」と評価されない場合は、それを改善するために変更を加える必要があります。
追加のガイダンスについては、高度な内訳を確認してください。
たとえば、「速度インデックス」は、ページのコンテンツが目に見える形で入力される速度を示します。
あなたのウェブサイトがここで遅れている場合、彼らはあなたのコンテンツがロードされるのを待ちたくないので、訪問者が去る可能性が高いです。
サイトの読み込みに0.5秒かかるごとに、サイトを離れる訪問者の数が大幅に増加します。
したがって、0.5秒の改善でも、Webサイトへのトラフィックが増加します。
2.関連コンテンツを含む他のウェブサイトへの発リンク
ブライアン・クラーク、Copybloggerメディアの創設者は以下のように述べています:
他のブログにリンクすることは成長にとって重要です。
Copyblogger:他のブログへのリンクが重要である理由
関連性が高くても信頼できるコンテンツページにリンクさせることは、ユーザーを自分のページから遠ざけるのでよくないのではないかと思う人もいるかと思います。
しかし、私はそうは思いません。
リンク構築施策は、SEO対策の基本的な部分であり続けます。
だから私も直接の競合サイトも含めて数多くの高品質のサイトやソースにリンクしています。
MOZの創設者のランドフィシュキンは以下のように言ってます。
発リンクすると追跡可能なトラフィックが送信され、サイトがより価値のあるスケーラブルなリソースになります。
私のブログは、さまざまなサイトにリンクさせています。
新しい記事を書くときはいつも、必要に応じて他の信頼できるサイトを参照しています。
何事もそうですが、
「与えよ。さらば、与えられん。」
です。
たとえば、信頼できるブログから被リンクを獲得する場合、
最も簡単な方法の1つは、自分のコンテンツからそれらのブログにリンクする意欲を示す(発リンクする)ことです。
もちろん、非常に価値のあるコンテンツページにのみリンクするべきです。
さらに効果的なのは、インフルエンサーに発リンクしたときにはインフルエンサーに通知できます。
記事が価値のあるものであれば、インフルエンサーはそのサイトに被リンクしてくれたり、記事を共有したり、メールリストにメールで送信したりしてくれるかもしれません。
リンク構築はまた、量ではなく質がすべてです。
質の悪いリンクがたくさんではなく、信頼できるリンクが少しでもあれば、ニッチに対する信頼を高めることができます。
3.コンテンツは、まずはユーザーのために書き、次に検索エンジンのために書く
SEOを目的にコンテンツを書く時、ユーザーのために書くべきですが、
どうしてもGoogle目的でコンテンツを書いてしまうことがあると思います。
しかし、それは絶対に変えるべきです。
多くの人々はまだロングテールキーワードでSEO対策をしていくのではなく、
無理な対策をしてビッグワードでのSEO対策をすることを好みます。
それは間違ったアプローチです。
あなたの作品を読んでいる実際の人間よりも検索エンジンを優先しないでください。代わりに、ユーザー、読む目がある人、クレジットカードで商品を購入するためのコンテンツを作成してください。
では、検索エンジンではなく、まずはユーザー向けに書くとはどういうことでしょう?
それは、あなたがコンテンツを書いているとき、グーグルと他の検索エンジンが存在することを一旦忘れてください。
代わりに、誰かの困りごとを助けるコンテンツを書くことを意識してください。
これはSEOコピーライティングとして知られています。
面白いことに、ユーザーを最優先すると、検索エンジンはユーザーファーストなコンテンツを評価するため、検索エンジンからも評価されます。
4.他の信頼できるサイトからの被リンク
被リンクは依然として検索エンジンランキングの生命線です。
dofollowリンクとnofollowリンクを組み合わせると、自然なリンクプロファイルが得られます。
コンテンツマーケティングとは、人々があなたにリンクし、ソーシャルメディアであなたのコンテンツを共有するように促す、高品質で魅力的なコンテンツを作成することです。
5.最初にWeb分析を実施する
SEO対策の目標を明確に定義した後、何が機能していて何が機能していないかを把握しておくことは意外にも重要です。
そのため、Google Analytics、Google Search Console、およびその他のWEBサイト解析ツールは、必要になります。
Crazy Eggのようなツールは、サイトの訪問者がクリックしている場所と、サイトから離れる方法も示します。

最初の訪問者をサイトまたはランディングページに送信する前であっても、これらのWeb分析を実施する必要があります。
6.コンテンツと関連度の高いメタディスクリプションを全ページに設定
ほとんどの人が無視している最も重要なSEOの1つは、最適なメタディスクリプションです。
メタディスクリプションは、SERPsでユーザーに表示される最初のセクションです。
一般的に、Googleは重複コンテンツを好みません。
同様に、メタディスクリプションが重複していると、問題が発生する可能性があります。
ただし、すぐにペナルティを受けなくても、優れたユーザーエクスペリエンスを提供することはできません。
例えば、メールマーケティングについて説明しているページと営業について説明しているページに同じメタディスクリプションを設定することはできないでしょう。
これらはトピックに大きな違いがあり、メタディスクリプションはその事実を伝える必要があります。
WordPressユーザーの場合は、All-In-One-SEO PackまたはYoastプラグインをインストールすることで、重複するメタディスクリプションを修正できます。
7.シンプルで読みやすいURL構造を使用する
ユーザーがあなたのURLを読んだり理解したりできない場合、検索エンジンも混乱する可能性があります。
以下の記事のURLをチェックしてください。

上記のURLは少し長いですが、ユーザーと検索エンジンの両方にとって理解しやすいものです。
単語とダッシュ以外に数字や文字はありません。
次のようなページのURLには近づかないでください。

これらの数字は、コンテンツについてユーザーに何も説明してません。
検索エンジンは検索ユーザーをフォローすることを忘れないでください。
ブライアンクラークはかつて、Googleボットは定期的にスプーンで餌をやる必要がある幼児のようなものだと言いました。
ランクブレインを含むこの検索エンジンが進化した時代でさえ、検索エンジンは依然としてプログラムであり、人間ではありません。
URLがユーザーにとって記憶に残り、検索エンジンにわかりやすく、入力しやすくなります。
このインフォグラフィックから、URLの最適化について詳しく知ることができます。
8.ソーシャルシグナルで勢いをつける
ソーシャルシグナルは「ランキングシグナルに影響を与えているのでは?」と言われるなり、SNSの活用はSEO対策の成果をだすために重要な1つの施策となりました。
Googleがランキングアルゴリズムの要素にソーシャルシグナルを追加していないのは事実ですが、
ソーシャルシグナルが検索エンジンのランキングに影響を与えることはSEO業界では当たり前に言われてます。
いくつかのケーススタディで、SNSでのシェアなどのエンゲージメントがGoogleの順位に影響を与えていることが確認されています。
より多くの社会的シグナルを取得したい場合は、ルールは基本同じです。
- SNSで共有する価値のある有用なコンテンツを作成します。
- 投稿にシェアボタンを追加して、表示できるようにします。
- 人々にシェアするように頼みます。
- より多くのシェアを獲得するためにキャンペーンなどを開催してみてください。
- SNS投稿でソーシャルメディアのインフルエンサー/パワーユーザーに言及してリンクし、通知します。
SNSはビジネス資産の1つです。それをそれを上手に使ってSEO対策に役立ててみてください。
9.画像で適切なキーワードを使用する
画像は検索エンジン最適化において重要です。
Googleは、SERPsに画像検索結果も表示するようにしました。これは、Googleが画像にどれほど関心を持っているかを示唆しています。
ユーザーが特定の画像を探しているとき、何を使って検索しますか?
それは、やはりキーワードです。
このため、画像名と付随するテキスト(キャプションなど)には適切なキーワードを使用する必要があります。
もちろん、これはキーワードの乱用を勧めているわけではありません。
ただし、例えば、画像が「青い女性の帽子」の場合は、「ここをクリックして帽子を購入する」という名前を付けないでください。
画像検索エンジン最適化では、創造性や巧妙さよりも関連性の方が重要であることを常に忘れないでください。
10.SEOを改善するために一貫して独自のコンテンツを公開する
コンテンツマーケティングインスティテュートによると、ユニークで魅力的なコンテンツを作成することは、ほとんどのマーケターにとって課題です。
あなたがB2BまたはB2Cのマーケティング担当者であるかどうかにかかわらず、コンテンツの作成に関しては、規律を保つ必要があります。
「フレッシュファクター」と呼ばれるものがありますが、これは一般的に考えられている以上に重要です。
ユニークなコンテンツは、このフレッシュスコアに影響を与える要因の1つであり、
その結果、そのページのGoogleの順位に影響を与えます。

WEBマーケティングをしていく上で、ユニークで役に立つコンテンツを作成することは1手段ではなく、絶対必要な施策です。
”ボーナス”SEO Tips:ドメイン名の定期的に変更はNG
ドメインまたはWebページの年齢も、覚えておくべきSEOの施策の1つです。
確かに、これはあなたの成功のために重要です。
だからこそ、ドメイン名を絶えず変更しないでください。
変更する非常に正当な理由がない限り、そのドメイン名を使い続けてください。
今日開始できる最も簡単なSEO施策の1つは?
すべてのページのタイトルが対策キーワードに最適化され、30文字の範囲内にあることを確認してください。
すべてのページに、ページの説明として機能する160文字のメタディスクリプションがあることを確認してください。
クリック率の改善は、SEOで最も早く順位改善の方法です。
10個のSEO対策のまとめ
ここまでご紹介した10個のSEO対策がお役に立てば幸いです。
上記のヒントに従うと、ランキングが上がり、トラフィックが増えることになります。
最後に、ターゲットユーザーにリーチするためのヒントをご紹介します。
最近のGoogleの変更により、過去にユーザーに関係のないコンテンツを公開したことがある場合は、そのページを更新してください。
最悪、そのページをあなたのサイトの、より新しくより新鮮なコンテンツに301リダイレクトします。
そうすることで、バックリンク、ソーシャルメディアの共有、その他のオンサイトのエンゲージメント指標を保持できます。
最後に、ヘッドキーワード(ソーシャルメディアなど)ではなく、ロングテール検索フレーズに焦点を当ててコンテンツ作成の方法を学びます。
リンクビルディングでは、量ではなく質を考えてください。
そして、サイトをモバイルフレンドリーにすることを忘れないでください。